初めて買ったボート「アキレスEC-521」
堤防で浮き釣りをしているとき、度々こんな事を思いました。
「ちょっと沖に出たら釣れるんじゃないだろうか?」
そんな考えが膨らみボートを購入する事に。
買ったのは手漕ぎゴムボート「アキレスEC-521」。
開梱
- 底板
- オール一式
- 本体
- 腰掛板
- 空気入れ
組み立て完了。
初出航
買ってから1週間ほどで初出航しました。
出航場所は、神奈川県三浦市三崎町城ケ島の城ケ島公園の脇のスロープ。
ここは車でスロープまで入れるので、トレーラブルボートの入出港等にも利用されています。
※現在は立ち入り禁止。
いつもこのスロープの横の堤防で浮き釣りをしていました。
しかし、ここで釣れたためしがない。
けど、沖に出たらどうなのだろうか?
そんな疑問を晴らす時が来ました。
ボートを水際まで運び、釣り道具を積み込み、アンカーは家にあった鉄アレイ(5kg)を流用。
ボート釣りの為に買い足したのはアンカーロープぐらい。
期待を膨らませ、猫に見守られつつ出航。
初出航は緊張とワクワクで一杯。
で~、実際に水に浮かぶと恐怖が訪れます。
薄いビニール底の下は海。
自分の2本の足が届かない。
海草がユラユラしているのが不気味だし。
「大丈夫だろうか???」
【スロープから出たところ】
しばらくして慣れてくると気持ちは落ち着いてきました。
とりあえず、アンカーを降ろして釣り開始。
5kgの鉄アレイはしっかり役立ちました。
ゴムボートの定員は2名となっています。
しかし、釣り道具を乗せると2人目を乗せる余地はありません。
【出航場所のスロープを望む】
画像の真ん中あたりが出港場所です。
左側の山は城ケ島公園。
右側は長さ200mちょっとの堤防あり。
※昔は車で堤防まで入れましたが、現在は立入禁止。
岩が見えますが、以前は堤防からこの岩を目がけて仕掛けを投げていました。
で、陸地から離れ、実際に沖のほうに出てみた結果・・・
こんな魚が釣れました。
ベラです。
堤防からの浮き釣りでは全く魚が釣れなかったので、ベラでも嬉しかった。
出航3回目にして本命が
初出航から数日後、同じく城ケ島海浜公園脇から2回目の出航。
釣れはしたけれど、望む魚じゃない。
場所を変えた方が良いかも。
という訳で、3回目の出港は横須賀市の和田長浜海岸から。
荷物は極力減らしてシンプルに。
すると、カサゴやら。
カワハギやら。
小さいですが、アジ、サバなどの本命も釣れました。
ゴムボートに乗ってちょっと沖に出るだけで、今まで出会えなかった魚を釣り上げる事が可能となりました。
ゴムボートのメリットとデメリット
【和田長浜海岸を望む】
しかし、ゴムボートは数回しか使用しませんでした。
いろいろと不満や安全性に不安を生じて買い換える事に。
デメリットに感じた事
- 空気を膨らます作業が面倒
- 破れはしないか? と気を使わされる
- 実際に気を付けていないと釣り針など刺さって穴が空く
- 風の影響を受けやすく、風が強いとコントロールが難しくなり翻弄される
- 帰宅してからボートを洗う作業が大変
- 乾かしたり畳んだりという作業も大変
メリットに感じた事
- 軽い
- 運搬が楽
- 原付でも運べる
- 破れない限り絶対に沈まない
- 転覆しても復元が可能
- と言うより転覆なんてしない感じの安定性
- ゴムボートの姿形には冒険心(ワクワク感)を掻き立てられる
- ゴムボートの収納には小さいスペースで事足りる
「買い換える!」と決断させられた要因
「買い換える!」と決断させられる出来事が発生しました。
それは、海上で突然風が吹き出した時の事。
風の影響で、漕いでも漕いでもボートが進まなくなりました。
ほんの数百メートルほど先の出港地に戻るのに、どれだけ漕がされた事か。
ゴムボートは風の影響により海面をスーっと軽く流されてしまいます。
風の勢いが強くなると、もう人力では太刀打ちできない。
そんな風の影響を受け、途方もない気持ちに陥り、かなり恐い思いをした事によります。
そんな訳で、手漕ぎのゴムボートはヤフオクで売却。
ありがたい事に、買ったときとほぼ同じ値段で落札されました。
で、次に買ったのはリョービのボートエースとなります。

おわり