ド素人の整備記録です。
作業内容はフロントブレーキローター交換。
車種はスバル製サンバー(LE-TT2・平成19年式・走行距離約28万キロ)。
使用道具
ブレーキキャリパーの脱着に使用した道具類は スバルサンバー(TT2)のブレーキパッドを自分で交換してみました。 を参照して下さい。
実際に使った道具
上から。
- ソケット 13mm。
- ソケット 17mm。
- ラチエットレンチ。
- エクステンションバー150mm。
- ロングスピンナーハンドル380mm。
- トルクレンチ。
ちなみに、短いメガネレンチは短すぎてボルトを緩められず↓
ロングレンチ405mmは長すぎてタイヤハウスに収まらない。
よって、380mmのロングスピンナーハンドル がベストでした。
あと、ブレーキプロテクタを留めるボルトをロングスピンナーハンドルで緩めたあと、手で回して外すのは辛いので、柄の短いラチェットレンチは必須だと思います。
8mmのボルト2本
その他に必要なのは、8mm(ピッチ1.25)のボルト2本。
サビで固着したローターを外すのに必須。
その他・掃除用具など
ハブの回り止めに長い棒状の物。
ボルトをねじ込む際にクレ556。
ローター、ネジの固着防止に モリブデングリス。
掃除用にパーツクリーナーやブラシなど。
ブラシは 先曲がりタイプ が使いやすい。
ネジが固着して外れない場合は 凍結浸透ルブ。(今回は使わなかった)
ローターを軽く叩くとき用にハンマー。
部品
ブレーキローター。
今回 昭和自動車工業のブレーキローター を使いました。
必要な工具&部品は以上。
交換作業
まず、ブレーキパッド&キャリパーを外します。
脱着方法は スバルサンバー(TT2)のブレーキパッドを自分で交換してみました。 を参照して下さい。
部品を外す
ブレーキパッド&キャリパーを外したら、次にブレーキプロテクタを外します。
ボルトは上下に2箇所。
どちらも17mm。
短いレンチじゃとうてい緩められない硬さだし、レンチの可動域も狭い。
なので、380mmのロングスピンナーハンドルと17mmソケットを使用して緩めます。
緩めるのに結構力が必要でした。
ボルトが緩まったら、17mmソケットを柄が短いラチエットレンチに嵌め替えてボルトを外します。
※画像ではまだキャリパーを外していません。
外したブレーキプロテクタ。
ボルトが長いので外すときにラチェットレンチは必須。
【ブレーキプロテクタ品番】 助手席側:26243TC010 運転席側:26243TC000
ブレーキプロテクタとキャリパーを外すと、ブレーキローターが外せる状態になります。
そしたらブレーキローターをハンマーで軽く叩いて外します。
が、錆で固着して簡単に外せそうにありません。
一度も手を付けた事が無いので、それは想定内。
そこで、ボルトを2本を使用します。
ボルトの径は8mmで、ピッチは1.25。
長さはボルトを締め付ける際ハブボルトに当たらないよう35mmにしました。
ボルト2本を空いているネジ穴にねじ込み、ギリギリと締め上げていきます。
ネジ穴にはクレ556を吹き付けます。
ソケット13mmを使用。
出来ればこんな感じで回り止めを掛けつつ、グリグリと。
グリグリとボルトを締めていくと、ある瞬間にフワッッと外れました。
衝撃とか音とかは特になし。
外したブレーキローターの裏。
錆が凄い。
この錆のせいで、外すのに結構な時間が掛かり、疲れました。
ハブの錆をワイヤーブラシを使って掃除してやります。
部品を組み付ける
掃除後、新しいブレーキローターを組み付けます。
固着防止にブレーキローターとハブの接触面にモリブデングリスを薄く塗りました。
※ハイパワー車などにはグリスを塗るとハブボルトが折れる恐れがあるので塗ったらダメみたいです。
あとは外した部品を元に戻していくだけ。
ブレーキプロテクタのボルトの締め付けトルクは判らないのでご自身でお調べ下さい。
ちなみに私は60nmで締め付けました。
以上です。
おわり