倍力システム
【前回の記事】

砂浜対策 倍力システムでボートを引き上げる③
砂浜対策 倍力システムでボートを引き上げる前回、時間と労力は掛かったけれど、倍力システムを使って何とか重いボートを動かす事が出来ました。頻繁に海に行けるわけではありません。1回実験しては、次は数ヵ月後、というような感じで倍力システムを試して...
倍力システムはアウトドア趣味を行う上で、覚えておいて損は無いと思います。
という事で、倍力システムの組み方を解説します。
簡単です。
必要な物は。
- プーリー(滑車・ブロック)
- カラビナ
- ロープ(伸び率が少ない物)
- プルージックコード(細引きロープ)
以上。
出来れば、逆戻り防止装置とリギングプレートが有れば尚良しです。
倍力システムを組むのに必要な物
1・プーリー(滑車・ブロック)
左側: SMC 1インチCRプーリー
右側:浅野金属工業株式会社 AKブロック
「SMC 1インチCRプーリー」のほうが使いやすいです。
ロープの途中でも脱着可能。
また、スイベルが無いほうが、ロープの絡み防止になります。
「浅野金属工業株式会社 AKブロック」は、今回の目的では使い辛い。
2・カラビナ
カラビナは素早く簡単に作業する為に必須。
ミニボートであれば、ステンレス製で太さ6mmもあれば充分。
3・ロープ
ロープは伸び率の小さい物が必須です。
伸び率が大きいものだと、引っ張っても引っ張ってもロープが伸びていくばかり。
レスキュー現場で使われている、スタティックロープが伸び率が少ないようです。
が、高価。
私はアマゾンで買った ナイロン製金剛打ちロープ 6mm を使っています。
あまりお金を掛けられないので、これで済ましました。
4・プルージックコード(細引きロープ)
細引き4mmです。
長さは30cmぐらい。
逆戻り防止装置
更に、ロープ逆戻り防止の為の金具が有れば便利。
私はクライミングテクノロジー社のロールンロックを使っています。
イタリア製で輸入販売はイワタニプリムス。
アルミ製で軽い。
計ったら82gでした。
パカっと開いて。
ロープを通します。
ロープの太さは6mm。
説明書には使用出来るロープは8mm~13mmと書いてあります。
しかし、6mmでもがっちりホールドしました。
ロックを解除した状態。
アンカーリフターの道具としても使えます。
つづく

砂浜対策 倍力システムでボートを引き上げる⑤
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