ボート運搬方法に悩む日々
最近、ボートランチャー(ドーリー)の事で頭が一杯です。
もっと軽く、小さく、手軽に扱えるようにならないものかと考える日々。
一番初めに買ったボートはアキレスの手漕ぎゴムボート。
その時は担いで移動していました。
次に買ったのはボートエース。
そこから苦悩が始まり、一時は休息しましたが、また再燃しています。
※記録した資料をかき集めてストーリーをまとめてみました。
ダイナスティ製リバーシブルボートドーリー
初めて買ったのはリバーシブルボートドーリー。
- メーカー:DYNASTY/ダイナスティ
- 車輪径:φ185mm
ボート釣りを始めたばかりで、全く知識が無いときです。
リバーシブルで便利そうだと思い購入。
実際に使ってみた結果、砂浜で使うには役に立ちませんでした。
うろ覚えですが、タイヤが細いので砂に埋まり込み、逆に重くなったような気がします。
完全にアスファルトなど固い地面用ですね。
自作バーベル型ドーリー
そういう訳で自作する事にしました。
ホームセンターで材料を揃え、バーベル型ドーリーを作りました。
荷締めベルトでボートに固定。
砂浜の上で引っ張ったところ、ドーリーが斜めになったりグニャグニャと暴れ、使いずらいものでした。
そこを改善させたら問題無しだったでしょう。
改良する前に他のボートに乗り換え、上下架設備が整ったボート置き場へ移動したため、1~2回使っただけになりました。
ファクトリーゼロ製大型ランチャー
時は経ち、中古和船を購入。
同時にファクトリーゼロ製の大型ランチャーを譲って頂く事に。
メンテナンスをするときに使うだけで、使い心地に関しては特に感想無し。
それから更に時が経ち、ボストンホエラー11(メーカー公表値95kg)で砂浜出船する事になり、本格的に使う事になりました。
砂浜で使うので、フロントをAタイヤからJタイヤに入れ替え。
上はFタイヤ、下がJタイヤ。
ちなみに、フロントにBタイヤ、リヤにJタイヤを設置したらこんな感じ。
スリムでカッコイイ。
固いアスファルトならBタイヤで充分。
カプラー設置して自作電動ドーリーで引っ張る
ボート置場から海辺まで人力でランチャーを引っ張るのがきついので、電動ドーリーで引っ張る事にしました。
ランチャーのフロントユニット用の穴は一つ。
元々はこんな状態。
裏側はこんな感じ。
そこにもう一つ穴を開けました。
※自分じゃ無理なのでファクトリーゼロさんへお願いしました。
穴を開けてカプラーを設置。
このような形となります。
で、ボート置き場へ赴き、実装。
Jタイヤを装着したままだと、カプラーがヒッチボールまで届きませんでした。
高さも足りません。
素人がやるとこういう事になります。
対策としてヒッチメンバーで嵩を稼ぎました。
結果、台座の木材が重さに耐えきれず、すぐに破損。
溶接技術、知識、道具があれば対処出来たのでしょうが、そんなものは持ち合わせておりません。
想像したり現物合わせしながら、行き当たりばったりの作業です。
しょうがないのでフロントタイヤは外して接続。
また、電動ドーリーのタイヤをはブロックタイヤに替えました。
で、電動ドーリーを使ってみたところ。
ボート置き場から砂浜までの距離は200mほど。
アスファルト道路なので問題なくボートを引っ張る事が出来ました。
遅いですが。
更に、タイヤをブロックタイヤに替えたら砂浜を走破出来るのでは?
なんて期待しましたが、ボートが重いのでこの細いタイヤでそんな事は全く無理でした。
ランチャーのタイヤを外して電動ドーリーに繋ぐときにはトレーラージャッキを使います。
AタイヤからJタイヤへ入れ替え、電動ドーリー、電動ウインチ、トレーラージャッキを設置して、装備がどんどん重くなっていきました。
出港や帰港の際に掛かる手間も膨らみ大変なものです。
ヘトヘトになり、再考する事にしました。
せっかく作った電動ドーリーは数回使っただけでお蔵入りとなりました。
ランチャーの軽量化 & 倍力システム
重量に苦しんだので、次に軽量化の道を歩み始めます。
装備を一切外しました。
アンカーロープを利用して、倍力システムを組んで引っ張り上げてみました。
倍力システムを使った結論としては、重いボートには適しません。
詳しくはユーチューブに動画をあげています。
大型ウインチ設置
次に大型ウインチを利用しました。
この方法はいける?
と思ったのですが、ウインチの重さが地味に体力を消耗させるし、ロープの取扱いも面倒。
という訳で却下。
軽量化を極める & ランチャーの重量測定
更に徹底的にボートランチャーの軽量化を試みる事に。
と言っても、手を入れられるところはそう無いです。
とりあえず分解して自宅へ持ち帰り。
分解すると以外とコンパクトになります。
船体受け部分を軽量化。
タイヤ車軸の位置がフレームの上になっています。
正解はフレームの下です。
フロントセット部分。
ボートランチャーの重量は約52kg。
部品も個別に測りました。
ここから下に画像が数十枚続きます。
興味が無い方は一気に下へ飛んで下さい。
軽量化して検証した動画
船体受け部分が上の画像と違いますが、なるべく軽くすべく部品を外した状態です。
この状態で約36~37kgです。
15分超と長いので2倍速で視聴して下さい。
見るに値しないかもしれません。
自作大型バーベル型ドーリー
さらなる軽量化を目指した結果、バーベル型ドーリーを作る事に。
が、結局1回も使いませんでした。
なので使い心地は解りません。
重いボートから軽いボートへ
長い期間苦悩してきました。
結果、重いボートは売却して軽いボートにしました。
結局、そこに辿り付きました。
ランチャーも改良してコンパクトにしました。
が、まだまだどうにかならないものかと思案中です。
ランチャーを更にコンパクトにした記録です。

おわり