倍力システム
【前回の記事】

砂浜対策 倍力システムでボートを引き上げる⑤
ロープの結び方【前回の記事】倍力システムを組むにはロープの結び方を覚えなくてはいけません。と言っても簡単です。プルージック結びか、マッシャー結びのどちらか好きなほうを選択してください。私はマッシャー結びを採用しております。マッシャーのほうが...
1倍力

2倍力

3倍力

プルージックコード利用
プルージックコードを使用すると、動滑車(プーリー)の位置を自在に移動出来ます。
ロープの長さが短いときに有効です。

リギングプレート利用
同じく3倍力でリギングプレートを設置してみました。
ロープ絡みのトラブルが軽減されます。

6倍力

少し引っ張ってみました。
プーリーとプーリーの間隔が狭くなります。
プルージックコードを緩めて、向こうの水タンク側へプーリーを移動してやります。
そしてまた引っ張る。
費用が嵩むので現実的ではないですが、プルージックコードの代わりにロールンロックを使用すれば、より簡単に動滑車の移動が楽になります。

9倍力
次は下の3つの滑車を使って9倍力システムを組んでみます。

9倍力です。
引っ張られる側の滑車とアンカー側の滑車との距離が短いと問題ないですが、距離が長くなるとロープが絡みます。

なので、ロープ絡みを防ぐべく、滑車どうしを離すなどして、なるべくロープどうしが交わらないよう工夫をします。

リギングプレートを使うとこんな感じ。

ハンドルの両端に設置するとこんな感じ。
ロープ同士の絡み防止になる。

ロールンロック利用 3倍力
次にロールンロックを設置してみます。

ロープを引っ張るテンションを緩めても、ロールンロックが逆戻りを防止しております。
特に、伸び率の大きなロープを使用する際にはロールンロックがあればありがたい。
ロスがほぼ無くなります。

ロールンロック + リギングプレート 3倍力
リギングプレートを追加設置してロープ絡みを防止します。

テンションを緩めても、ロールンロックが頑張っております。
ロープが逆戻りする事なく、ロスが防げます。

ロールンロック+リギングプレート 9倍力
ロールンロックとリギングプレートのフル装備です。
リギングプレートを使うと、少し嵩張りますが、素早く楽に作業を行うには有効です。

おわり

