【カヤック】FRPの錆取りと穴埋めと金具の取付【艤装】

カヤックの艤装にステンレス製(水本機械製作所)の金具を多用しています。

カヤック FRP 錆取り

カヤック FRP 錆取り

カヤック FRP 錆取り

カヤック FRP 錆取り

 

今回はこれらの金具の位置を少しずらしたり、違う物への交換を行いました。

カヤック FRP 錆取り

 

まずは金具を取り外すところから。

ステンレス製はちょっと重いけれど、丈夫だし錆びないので安心でメンテナンスも楽。

とか思っていたのですが、金具は完全に錆びており、FRPも錆で汚れていました。

海に浮かんだあとは欠かさず真水で洗っていたのに、接触面の隙間の塩分除去は難しいのでしょうかね。

カヤック FRP 錆取り

 

錆はスクレーパーで削り落とした後・・・

スクレーパー

 

耐水ペーパーの2,000番でやすってやると綺麗になりました。

カヤック FRP 錆取り

 

という訳で、ちょっと手間取らされたあとに本題の作業開始。

不要になる穴を塞ぐため、裏側に薄いガラス繊維を貼り付け、目止めしてから樹脂を流し込みます。

カヤック FRP 錆取り

 

ちなみに、ガラス繊維の裁断にオルファの 家庭ばさみL型 112B を買って使ってみたのですが、かなり使いやすかったです。

刃がギザギザになっているのが良いみたい。

家庭ばさみL型 112B

 

樹脂が乾いたら耐水ペーパーを使ってやすります。

これで次の工程へ進めるのですが、穴の形が薄く見えているのが気に食わなくて・・・

カヤック FRP 錆取り

 

更にトップコートを厚塗りしました。

カヤック FRP 錆取り

 

乾いたらハンド工具で研磨します。

カヤック FRP 錆取り

 

使用頻度が高かったのはNT(エヌティー)ドレッサーの 大荒目L-730と荒目L-430。

カヤック FRP 錆取り

 

特に大荒目L-730のほうは硬いFRPをガリガリ削ってくれるのでありがたかった。

カヤック FRP 錆取り

 

粗削りしたあと、耐水ペーパーの240番から2000番を使って研磨し、最後にピカールで磨いてピカピカに。

カヤック FRP 錆取り

 

金具を取り付けて完了。

カヤック FRP 錆取り

 

金具を取り付ける際、錆防止に有効だと思い、金具とFRPの接触面にヤマハの耐海水グリスを塗布しておきました。

コーキング剤で接着したら錆の発生を抑えられるのでしょうが、また外すかもしれず、そのときに苦労したくないのでこのような手段を取りました。

効果はいかに。

カヤック FRP 錆取り

 

以上、かなり面倒で大変でしたが、自分の思いどうりに微調整が可能だったり、失敗しても何度でもやり直しがきくFRP製のカヤックにますます愛着が湧いていく次第です。

 

おわり

 

タイトルとURLをコピーしました