サイレントバーナーから燃料漏れ
マナスル126に、サイレントバーナーを装着して使っています。
【刻印】GERMANY No.1870 Petromax
そのバーナーのパイプの付け根から、燃料が漏れだしました。
タンク内が低圧のときは出ないのですが、高圧を掛けてやると漏れ出てきます。
漏れてる箇所には煤が付着しています。
プレヒートをバーナーで行っているので、もしかして、ロウを溶かしたかもしれません。
調べてみると、マナスルのローラーバーナーは、銀ロウで接合されているとの事。
詳しくはこちらのページに書いてありました↓
職人が手掛ける国産バーナーの謎に迫る! マナスル工場見学記(前編)
修理準備 材料と道具
記事を参考にして、自分でロウ付けをやってみる事に。
では、材料選び。
記事には、「接合に使う銀ロウの融点は890℃前後で、ローラーバーナーの真鍮の融点は約900℃」
と書いてあります。
「融点が890°」というキーワードを頼りに、ネットで銀ロウを探したのですが、どれを選べばいいのかわからず。
という訳で、アマゾンで探し、素人でも使えそうな粉末銀ロウを購入。
本格的なロウ付けと言うより、ロウで穴をシールするというイメージでやりたいので、ピッタリかも。
説明書を読んでみると、結構危ない物みたいです。
蒸気を吸わないように注意。
この粉末銀ロウは、融点が650°となっていますが、プレヒートの際に、バーナーの炎を直接当てさえしなければ大丈夫でしょうかね?
まぁ、よくわからないので、検証実験ということで、失敗覚悟でとりあえずやってみます。
他に使用した物。
- バーナー(イワタニ カセットガス クッキングバーナー CJ2)
- ガス缶(カセットガス・サンα)
- 耐水ペーパー600番
- 耐熱レンガ
- 割り箸
- 歯ブラシ(バーナーを洗う時に使用)
- 耐熱グローブ
- 保護眼鏡
- 扇風機(蒸気を逃すため)
修理開始
いざ、実践。
軽くやすり掛けし、洗い、粉末銀ロウを塗布。
バーナーで炙り、完成。
※1回目は失敗しました。
銀ロウてんこ盛りに。
タンク内に思いっ切り圧を掛け、燃焼させてみました。
無事、漏れは無くなりました。
動画も撮影しました。
バーナーでプレヒートする際、パイプの付け根と、鉛パッキンに炎が当たらないようにように気を付けてやっています。
修理後、数回使ってみましたが、今のところ大丈夫です。
どれぐらい耐えられるでしょうか。
また漏れ出すようだったら、追記します。
【追記 2022/7/4】
いまだ漏れ無しです。
【追記 2023/2/4】
いまだ漏れ無しです。
おわり