【マナスル126】鉛板でパッキンを自作【DIY】

マナスルの点火カップの上下には、石綿パッキンが使われています。

このパッキンですが、プレヒート作業や燃焼を繰り返すと、当然劣化します。

劣化すればパッキンは機能しなくなり、継ぎ目から燃料が漏れ出てくる事になる。

たまにしか使わないのであれば、漏れだすなんてめったに起きないと思いますが。

私の場合はほぼ毎日、湯沸しで使っています。

なので、結構な頻度で漏れ出します。

先日、また漏れ出したので、パッキンの交換作業をやっていたら、誤って締めすぎたため、パッキンを破断させてしまいました。

マナスル パッキン 自作

 

最後の予備パッキンを破断させてしまった。

という訳で、今度は鉛板を使ってパッキンを自作する事に。

鉛であれば長持ちするのではなかろうか?

と考えての事です。

 

使った道具と材料。

 

  • 皮抜きポンチ21mmと15mm
  • 鉛板 1mm

 

※バーナーはマナスル126純正のローラーバーナーではなく、社外品のサイレントバーナーを使っています。

上記の皮抜きポンチのサイズ(21mmと15mm)はサイレントバーナーに合わせた物です。

もし、ポンチの購入を考える場合、お持ちの標準仕様のローラーバーナーのサイズを確認のうえ購入して下さい。

マナスル パッキン 自作

 

マナスル パッキン 自作

 

ポンチを手で持ってグリグリ回転させながら貫通。

結構力を使いました。

※重めのハンマーで2~3回打つほうが簡単でした。

マナスル パッキン 自作

 

マナスル パッキン 自作

 

綺麗にはいかないものです。

マナスル パッキン 自作

 

上側と下側と2個作製。

歪んでいるので、面が綺麗な板と板の間などに挟んで、その上からハンマーで叩き、形を綺麗に整えてやります。

マナスル パッキン 自作

 

では設置してみます。

点火カップの上側。

マナスル パッキン 自作

 

点火カップの下側。

マナスル パッキン 自作

 

どちらもピッタリ嵌りました。

たったこれだけの事だけれど、見た目良い感じだし気分も良い。

マナスル パッキン 自作

 

マナスル パッキン 自作

 

実際に使ってみたところ、特に問題は生じませんでした。

しかし、石綿パッキンより、鉛パッキンのほうが耐久性がありそうなのですが、なぜメーカーは鉛パッキンを採用しないのか?

もしかして問題があるのかも?

よくわからないので、しばらく様子見です。

 

追記 2020/12/4

石綿パッキンの場合、1ヶ月もしないうちに漏れが発生していました。

鉛パッキンにしてから2ヶ月が経とうとしていますが、今のところ漏れは発生しておりません。

しかし、たまに手で軽く増し締めしてやる作業は必須。

これをやらないと、使っているうちに締めがユルユルになって漏れます。

 

追記 2021/2/8

いまだ問題無く使えています。

 

追記 2021/12/25

肝心な事をやっていなかったので今更ながら実践しました。

私は昔からプレヒートにはトーチ(ガスバーナー)を使ってやってきました。

※トーチの強い炎は部品の寿命を縮めるらしいので、トーチでのプレヒートは止めといたほうが良いみたいです。私はバーナー部分は消耗品と割り切って使っています。また、優しく暖めています。

なので気付かなかったのですが。

久しぶりに点火カップを使い、灯油でプレヒートしてから点火してやると、点火カップの上側から燃料が漏れだしました。

消化後、ネジの締め込み具合を確認すると、緩い状態に。

プレヒートの際、鉛パッキンに直接炎が当たって変形したため緩んだのでしょう。

※トーチ使用時はパッキンに炎が当たらないようにしているので、燃料が漏れるのはごくまれだった。

点火カップを使ったら、漏れる頻度は増えた。

という訳で、長い期間試した訳ではないので断言出来ませんが、点火カップを利用してプレヒート作業をする場合に鉛パッキンは適さないかもしれません。

※アルコールでは未確認です。

 

いずれ機会を設けて、鉛の厚さを倍の2mmにしたり、穴あけポンチの径を14mmにして試してみようかと思います。

 

おわり

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