サンバー ブレーキパッド交換 事前準備
スバルサンバー(軽トラック)のブレーキパッド交換を自分でやってみました。
サンバーの年式は平成19年。
形式はLE-TT2。
ちなみに、ブレーキパッド交換は今回初めて行います。
あらかじめネットにて作業工程を勉強してから取り掛かりました。
実質作業時間は約30分ほどで完了。
ネット情報によると、ブレーキピストンを戻すときにブレーキフルードが溢れ出るとの事。
という事で、あらかじめオイルを抜く事に。
と思いましたが、容器内には余裕があります。
溢れる気配は無いのでそのままで実行。
また、蓋を閉めたままだとブレーキピストンを押し戻す事ができないかもとの事。
なので、蓋を開けて作業に取り掛かりました。
運転席側
運転席側から始めます。
ジャッキアップしてタイヤを外します。
タイヤが外れました。
カバーを外すためボルトを外します。
ボルトはカバーの下側にあります。
ソケットのサイズは12mm。
ボルトは普通のネジを緩める方向(反時計・左)へ回して緩めます。
供回りするので赤矢印部分のナットをレンチ(17mm)を使ってホールドします。
外したボルト。
カバーを外すとブレーキパッドが出てきました。
パッドの外側に薄いプレート(シム)が2枚ずつ嵌っています。
シムはブレーキの鳴き防止と、パッドの片減りを抑えるパーツらしいです。
シムを装着する場合、シリコン系、もしくは耐熱グリスを薄く塗るとの事。
今回は省略。
外したシム。
外したブレーキパッド。
ちょっと手こずりましたが、パッドは手で外せました。
外したパッドに何やら突起があります。
新しいブレーキパッド。
NISSHINBO ( 日清紡 ) ブレーキパッド 【 フロント用 】 スバル サンバー TV/TT系 2004/9~ PF-7525
新品のブレーキパッドを確認すると形が違いますが、突起が付いている物が1個ありました。
それを装着。
突起が付いた物は奥側に嵌めました。
ブレーキパッドを上下の板バネの間に収めるのに少し手間取りました。
シムも設置。
追記:シムはあらかじめブレーキパッドと合体させて、ブレーキパッドと一緒に嵌めたほうが良かった。
パッドを元の位置に嵌め込むときは、一旦斜めに差し込んでからだとスムーズにいきます。
追記は以上。
ブレーキパッドとシムの設置が完了したらカバーを閉めます。
ブレーキピストンが出たままではカバーは閉まりません。
という事で、専用のツールを使いピストンを押し込みます。
(STRAIGHT/ストレート) ディスクブレーキセパレーター 19-414
ツールのおかげで難なく作業完了。
撮影した画像を見て思いましたが、作業中に各部品を綺麗にしとけば良かった。
オイルが漏れないか心配だったけれど全然大丈夫。
漏れそうになったらスポイドを使ってオイルを吸い出すつもりでしたが、その作業は必要ありませんでした。
助手席側
次は助手席側です。
ジャッキアップします。
タイヤを外します。
キャリパーの下側のボルトを外します。
助手席側も運転席側と同じで、普通のネジを外す時と同じ方向(反時計・左)へ回して外します。
レンチ(17mm)でナットの供回りを防ぎます。
カバーが落ちてこないように養生テープで押さえます。
シムを外します。
ブレーキパッドを外します。
運転席側のパッドと同じように突起物がありました。
が、残った2個の新品のブレーキパッドには突起物がありません。
どういう事でしょうか?
突起物の存在意味がわかりません。
追記:突起物はウエアインジケーターといって、ブレーキパッドが減ると、ブレーキローターを引っ掻き鳴きを発生し、パッドの使用限界を知らせる役割を担っているとの事。
とりあえず小さいポッチを目印にしてパッドを嵌め込みます。
奥側に嵌っていた古い部品。(ポッチあり)
外側に嵌っていた古い部品。(ポッチなし)
奥側へ嵌める新品の部品。(ポッチあり)
外側へ嵌める新品の部品。(ポッチなし)
ポッチありが内側(右側・運転席側)、ポッチなしを外側(左側・助手席側)に嵌める。
シムを嵌めます。
追記:運転席側と同じように、予めブレーキパッドと合体させてから嵌め込みます。
ピストンを押し込みます。
綺麗に収まりました。
運転席側と同じ要領でカバーを元に戻します。
タイヤを設置して、トルクレンチで規定トルクでナットを締めこみ作業完了。
(サンバー締め付けトルク 80-100Nm)
運転席側で1回やった作業なので、助手席側はサクサク行えました。
あとはちゃんとブレーキが効くか、駐車場敷地内でブレーキをガシガシ踏みながら試運転します。
最初は効きが甘いので、その後もしばらく様子見しながら安全運転しなければいけません。
使用道具
今回作業を行うにあたって用意した道具です。
ジャッキセット。
トルクレンチとソケットは19mm。
ラチェットレンチとソケットは12mm。
モンキーレンチ。(または17mmレンチでも可)
キャリパーカバー止め用として養生テープ。
手拭き用の濡れたタオルと軍手。
汚れ落とし用としてクリーナーキャブ。
スポイト。
結局使わなかった。
ディスクブレーキセパレーター。
サンバー用ブレーキパッド。
今回はシムにグリスを塗りませんでした。
また、各パーツの洗浄も疎かでした。
ワイヤーブラシを使って掃除しながらやれば良かったです。
次回交換する際にはそこらへんはシッカリ処理したいところです。
おわり