コールマンの502A740Jを衝動買い
1997年(平成 9 年)にポイント東京駒沢店でコールマンの復刻版 502A740J を見かけました。
※ポイント東京駒沢店は2011年8月31日(水)に閉店。
その当時、キャンプ趣味はありません。
が、初めて見たこのストーブの佇まいに魅了され、その場から離れられなくなった。
「外で料理する機会なんて全く無い」
「買っても意味無い」
「でも欲しい・・・」
と、特に使用目的も無かったのですが、考えあぐねた結果、寒い時期の釣行時の暖房器具として使う事にして衝動買い。
ホワイトガソリン仕様なので、初めてそこでホワイトガソリンなる物も購入。
502A740Jの取扱説明書・保証書
502A740Jの取扱説明書と保証書です。
502A740Jは使えない!?
暖房器具として使う目的で買ったのですが、当時は五徳の上に乗せて使うヒーターなる商品は知りません。
直火に手をかざして火傷しそうになりながら使っていました。
結局不便に感じて、数回使った後にタンスの肥やしとなってしまいます。
暖房には専用の物が安全安心使いやすいって事で、ユニフレームのハンディガスヒータ へ鞍替え。
やはりガス缶仕様の専用の物が使いやすい。
暖房目的で購入した502A740Jは、その後全く出番が無くなりました。
時は経ち、ある時期から土鍋を使って直火で炊飯する事に嵌ります。
そんな時に502A740Jを押し入れから引っ張り出して使ってみる事に。
しかし、502A740Jは炊飯に適した「とろ火」を作り出す事が難しい。
炊飯する度に必ず鍋底のほうの米を焦がしてしまう。
最大火力から中火ぐらいまでは何とか調整出来るものの、炊飯に適したとろ火にはなかなか調整しにくい。
そこでまた「使えない!」ってな事で、すぐに押入れへ逆戻り。
今ではそんなときの対処法も考えられるのですが。
当時は自分で工夫して自力で対処するよりも、機器の機能に頼る事しか考えられませんでした。
そんなわけで私の中では、「カッコイイけれど使えない物」と、残念な物となりました。
502A740Jを売却
着火手順。
- シュコシュコとポンプノブを押してタンク内圧を上げる。
- 燃料調整弁を開ける。
- 「シュッ!」とガスが噴出したところに着火。
- 赤い火だるまが一瞬上る。
- その後青い炎に変わって安定していく。
以上の作業は何度やっても面白い。
しかし、宝の持ち腐れ感が大きいと感じさせられ、ホワイトガソリンを使い果たしたのを機に、2012年にヤフオクにて売却しました。
どうやらプレミアム物になっていたようです。
- 元箱無し
- パーツ一部欠損
- 外観の状態が良くない
にも関わらず、買ったときよりも高い値段で売れました。
調べてみると、502Aは1995〜1997年の3年程しか生産されていなかったようです。
うろ覚えですが、1997年に私が買ったときの価格は6,000~7,000円ぐらいだったと思います。
現在、メルカリで調べてみると、新品未使用で46,500円という価格が付いて、それでも売れていました。
過去に自分が佇まいに魅了されて衝動買いした事を思い返すと、そんな事情も解らなくはありません。
更に20年30年と年月が経てば、更に価値が上がるかもしれない。
だからという訳じゃないけれど、今でも502Aには惹かれるものがあり、また欲しくなってきた今日この頃です。
おわり