火鉢は実用になりうるのか?

火鉢を使い始めてまだ日が浅いですが、これまで感じた事をお話しします。

火鉢を使い始めた理由

火鉢を使い始めた理由はいくつか有ります。

 

  1. 暖を取りたい。
  2. 火を見たい。
  3. 節約になるのでは?

 

こんな感じでしょうか。

では、実際に使い始めてから要望は叶えられたのか?

暖を取りたい

暖房力は自由自在

導入前、火鉢の暖房能力のイメージは「弱い」でした。

実際に部屋の中で使ってみると「それなりに暖かい」という感じ。

6畳間で炭をガンガンに燃やすとかなり暖かくなりましたね。

燃やす炭の量でなんとでもなります。

一酸化炭素中毒

しかし、一酸化炭素中毒が心配になります。

換気を怠ると、頭が痛くなったり眠くなったりするので危ない。

頭痛がしたり眠気に襲われながらそのまま使用していると、一酸化炭素中毒により死に至ります。

そうならないように気を付けて換気をしていたのですが、充分ではなかったようで、軽い中毒症状が出ました。

軽い頭痛と眠気に襲われました。

日頃は石油ストーブを使っているので、頭痛や眠気がしたら「危ない!」と解っていたので、すぐに回避出来ましたが。

そのまま眠ってしまっていたらあの世行き間違いなし。

危ない危ない。

そういう訳でガンガンには燃やせません。

少量の炭を燃やし、薄っすらと暖かさを感じる。

今はそんな感じで使っています。

点火と消火

点火と消火は時間が掛かります。

私が使っているオガ炭は簡単に火が点きません。

火を点けるために大きな熱源が必要です。

消すのにも手間が掛かります。

  • 点火に15~30分
  • 消火に15~30分

状況や炭の大きさで所要時間は左右されますが、いずれにしてもクイックにはいかない。

手軽に使うなら電気ストーブが圧倒的に有利

という訳で、暖を取りたい要望はわずかに叶えられる。

しかし、リスクと面倒が大きい。

 

私は石油ストーブや電気ストーブと併用する事がほとんどです。

2月3月の寒さが増す時期に火鉢1つでは厳しいでしょう。

零下になるような寒い地域で火鉢だけで過ごすのは絶対に無理だと思います。

 

【我が家の暖房器具を並べてみた】

暖房器具 火鉢

火を見たい

出来れば外で焚火がしたいが、それはなかなか出来ない。

なので、石油ストーブの火を見て和んでいます。

ストーブの炎でもいくらか癒されますが、出来ればもっと自然な感じの火が見たい。

そこで、暖炉や薪ストーブの事を考えました。

しかし、そんな物は考えるまでも無く、自分の住環境では100%無理。

そこで火鉢が頭に浮かんだ次第です。

しかし、火鉢の炭では炎は見えません。

炭が赤くなっているのが見えるぐらい。

それもすぐに灰で覆われて見えなくなります。

ちょっと苦しいですが、「辛うじて要望は叶えられた」としておきましょう。

節約になるのでは?

火鉢を使用するにあたって、節約に繋がるだろうか?

 

私が1回に使う炭の量は500~600gぐらいです。

感覚的には5時間ぐらいで燃え尽きます。

 

  • 10kgのオガ炭がアマゾンで2,138円
  • 1日に使うのは500g前後
  • 10,000g÷500g=20日
  • 2,138円÷20日=106.9円

 

私の場合は単純に計算すると、10kgのオガ炭が20日ぐらいは持つ事になります。

1日に掛かる経費は106.9円。

かと言って、106.9円で充分に暖まる事が出来るかと言えば、全くそうは言えません。

500g程度の炭を燃やしたとことで暖は取れない。

また、炎は徐々に小さくなる訳ですから、それに伴って熱量も下がって行く事に。

なので、炭だけで暖を取る事は節約に繋がらないかと思います。

火鉢を使ってみた感想

火鉢をしばらく使ってみた結果、以上のような理由により、完全に「遊び道具として楽しもう」という結論に至りました。

日常で使うには手間が掛かり過ぎるし、その割に恩恵は少ない。

危ないし、物は増えるし、灰も舞う。

掃除という余計な仕事まで増やしてしまいます。

 

そういう訳で、完全に趣味の道具という感覚で使用していくと割り切る事に。

残念ながら実用にはお勧め出来ません。

 

手あぶり火鉢の構造。
私が使っている手あぶり火鉢をご紹介します。 百聞は一見にしかずという事で画像をご覧下さい。 【外寸】幅30cm・奥行30cm・高さ27cm。 持ち手部分にテープを貼りました。 その理由は、この蓋が・・・ ポロっと外れてしまうので。 おとし(...

 

おわり

 

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