海の手漕ぎボート釣り入門 体験記 はじめに心構え & レンタルかマイボートか? 編

手漕ぎボートで釣りを始め、その後に動力船へ移行しました。

その後、また手漕ぎボートに戻り釣りをしています。

やっぱり手漕ぎボート釣りは楽しい!

という事で、入門者さんの参考になればと思い、自分の経験を元に、手漕ぎボート釣り入門&体験記を書いていきます。

内容は私自信の趣味趣向や独断と偏見ばかりかもしれません。

また、手漕ぎボートを実践したフィールドが相模湾という限られた場所での事。

狭く浅い知識ではありますが、少しでも役立られればと思います。

また、これから海で遊ぶ事を始めようとしている皆さんには「海の男は自分でなんとかする!」という安全への配慮と自己責任の精神を持って取り組み楽しんで頂きたいと願います。

 

手漕ぎボートは楽しい

手漕ぎボート釣り 砂浜

(画像:神奈川県横須賀市 和田長浜海岸)

何故だか解らないけれど海に魅かれます。

波の音や潮の香りを感じたり、そこで楽しそうに遊んでいる人達を見ると、こちらもワクワクしてくる。

海を眺めているだけでも楽しい。

海に浮かべたら尚楽しい。

 

砂浜からボートを出して海に出た瞬間。

プカプカ浮いたところでオールを漕いでスーっと浜から離れると、なんとも言えぬ解放感と清々しさを感じます。

出港するのも帰港するのも自分次第で自由に決められる。

どこへ行くかは自分が好きなように行きたい放題。

隣の釣り人の仕掛けに悩まされる事もない。

気ままで自由に出来るのが手漕ぎボートでの釣りです。

 

ルールと安全性

手漕ぎボートの釣り はじめに

(画像:神奈川県藤沢市 江の島)

しかし!

最低限守らなくてはいけないルールがあります。

また、全ては自己責任の元、行動しなければなりません。

手漕ぎボート釣りは気軽だけれど、同時に命が掛かっている。

そう、命が掛かっている!

大袈裟に言っているわけではありません。

実際に遭難した経験のある私が言っているので間違いない!

1人の無謀な行為は周りの沢山の人に多大な迷惑を掛ける事になってしまう。

そんな事にならない為にも最初にしっかり心掛けて欲しい事があります。

 

ボート釣り入門

(画像:和田長浜海岸)

 

海で遊ぶ者の心構え

(画像:水船になった状態でボートが浮いていられるのか実験中)

いきなり重い話で申し訳ないですが。

海で遊ぶには、何はともあれ、最初に安全面について考えて頂きたい。

想像してみて下さい。

大きな大海原に、小さいボートに乗った自分がぽつんと浮かんでいる状況。

 

海の手漕ぎボート入門 安全

(画像:相模湾からうっすら見える富士山)

周りには誰も居ない。

陸地も遠い。

頼れるのは己自身のみ。

そんな状況下に、突然の突風や高波に襲われ、ボートの制御が効かなくなり、ボートがひっくり返ったりでもしたら。

また、急に霧に見舞われ、数メートル先さえ見えなくなったり。

これ、普通にあり得る事です。

釣りどころか、人生ゲームオーバーになりかねません。

そうならない為にも、常に安全面に考慮して疎かにしない事。

風の強い日、波が高い日、そのような予測されている日は出港しない。

ライフジャケットは必ず装着して、陸地から遠く離れない。

「風が強くなったかな?」と感じたらすぐに帰港する。

「海の男は自力で帰ってくる!」事を常に意識する事。

そう心掛ける事で自身の安全性が高まります。

過信せずに、ありとあらゆる安全策を講じながら取り組まないと、楽しい海遊びが地獄になりかねません。

気軽に楽しむためには、その前にしっかりと事前準備や安全面の対策は抜かりなく講じて頂きたいものです。

 

手漕ぎボート釣りを始める

手漕ぎボート釣り入門

レンタルボートか、マイボートか

ひと口に、手漕ぎボート釣りと言っても、実践するにあたっては、様々な形態が考えられます。

 

  • レンタルボート店を利用する
  • 知人のボートに乗せて貰う
  • 自分でボートを所有する

 

レンタルボート屋さんを利用するにも、自分でボートを所有するにも、どちらにもメリットとデメリットが必ず存在します。

それを考え出すと、なかなか一歩踏み出せずに悶々としてしまう。

いや、悶々と言うより、ワクワクのほうが正しいでしょうか?

考えているのは、楽しい時間でもあります。

しかし部屋で悩んでいるだけでは解決しない事。

また、解らない事だらけ。

そういう場合はとりあえず海に行く!

 

とりあえず海に行って情報収集

 

和田長浜海岸

(画像:和田長浜海岸駐車場より相模湾を望む)

自分のフィールドにしたい場所を見つけて、実際に行ってみる。

神奈川の場合だと、だいたいどこかの浜辺では、砂浜から出船している人を見掛けます。

今はボートよりもカヤックで出船している人が多いですね。

そんな人を見つけては、海から帰ってきて、落ち着いた頃を見計らって、声を掛けて話を聞いてみる。

私の経験上では、声を掛けて嫌な顔をされたことは無いです。

 

  • 駐車場の場所
  • 出港経路
  • 海況の特徴
  • 釣れる魚
  • ポイント
  • ローカルルール

 

など。

そんな生の情報を元に、レンタルにするか、マイボートにするか、方向を定めていけば失敗は少ないかと思います。

また、実際に海に行って現場を見たり話を聞くと、想像と全然違っていたので、「やっぱ止めとこ・・・」

なんて事もあり得ます。

 

  • どんなスタイルでボート釣りをやっていきたいのか、自分でも決めかねる
  • 自分の望む事が出来るか出来ないのか、確認する
  • 全くイメージが湧かない

 

何はともあれ、とりあえず海に行って肌で感じる事をお勧めします。

百聞は一見にしかずという事で、1回行動してみると、そこから次の行動へと誘発される事になります。

 

レンタルボート店を利用する

手漕ぎボート 貸しボート

(画像:photoAC)

右も左も解らない、しかし、ただ単に情報収集のためだけに海に行くのは嫌だ、時間が勿体ない、サクサク進めたい。

そういった方は、レンタルボート店を利用して、ささっと実体験する事をお勧めします。

何と言っても、手取り足取り教えてくれますし(ボート店によると思いますが)、簡単で安心です。

駐車場の心配をする事なく、必要最低限の荷物で事足ります。

釣り道具を自分で揃える前に、レンタルボート屋さんの貸し道具を利用して、それを選択基準にするのも良いかも。

安全面においても過信は禁物ですが、ボート店の人が居ると思うと安心出来ます。

ローカルルールやポイントも教えてくれて良い事尽くめ。

右も左も解らないし時間が限られている、不安だ、絶対生きて帰りたい!

そんな方は迷う事なくレンタルボート店へ行きましょう。

当然ですがお金は掛かります。

勉強の為にも、ある程度の出費は止むを得ません。

レンタルボートで満足出来てしまったらそれもよし。

 

レンタルボート店の料金

参考までに、神奈川県の三浦半島の貸しボート屋さんの料金を調べてみました。

 

2018年2月5日現在の料金になります。

A店

出船時間 6時30分 岸上がり 15時00分

ライフジャケット・タモ網・バケツ・長靴は無料貸し出し

1名乗船 2名乗船
 平日料金 3,600円 4,100円
土日祝祭日料金 4,500円 4,900円
駐車場料金 1台無料  2台目以降500円

 

B店

出船時間 7時 岸上がり15時30分

貸し竿 500円

1名乗船 2名乗船
 平日料金 3,800円 4,800円
土日祝祭日料金
駐車場料金 1台300円

 

C店

出船時間 7時 岸上がり15時30分

貸し竿 500円 ライフジャケット無料貸し出し

1名乗船 2名乗船
 平日料金 3,800円 3,800円
土日祝祭日料金
駐車場料金 有料コインパーキング

 

レンタルボートを利用する場合は時間制限があるので、自分の好き勝手には出来ません。

また、冬の間(12月頃~3月頃)は休業するお店が多いです。

事前チェックはお忘れなく。

 

知人のボートに乗せて貰う

手濃ぎボート

(画像:photoAC)

全く未経験の方は、知り合いにボートを所有している人が居たら、それに乗せて貰うというのがベストかと思います。

しかし、手漕ぎボートで釣りをしている人なんて周りにそうそう居ないでしょう。

そんなときには、手漕ぎボートに拘らず、船外機船、カヤック、SUPでも良いかと思います。

どういう形であれ、海で遊ぶという事を身を持って体験すると、見えてくる事があります。

また、同じような趣味を持つ人の話を聞くのは為になるし面白いものです。

 

マイボートにする

(画像:アキレスEC-521 和田長浜海岸より出船)

私の場合は思い付きでいきなりゴムボートを買って始めました。

ゴムボートが届いた、開封

(画像:アキレスのゴムボートが届いたので開梱)

 

マイボートには危険が一杯?

そんな過去を振り返って今思うのは「無茶をやり過ぎた」

しかし、その頃は何が無茶なのか判りません。

おかげで人生終わりそうな経験をしました。

いま考えると、結構とんでもない事を仕出かしていた。

右も左も解らずに、一人で手探りしながらだと、失敗が多いです。

そういう訳で、一人でマイボートを始める人には、師匠を見つける事をお勧めします。

師匠と言うと大袈裟ですね。

気軽に楽しく話が出来て、いろいろ教えてくれる、釣り具屋の店員さん、地元の漁師さん、ボート仲間。

「あの場所は潮の流れが速いから、近付いちゃダメだよ」

「網が入っているから近付いちゃダメだよ」

そういう事を事前に教えてくれる人が側に居ると助かります。

また、そういう人が1人でも居るか居ないかで、全く楽しさが変わってきます。

そういった意味でも、地元の人と仲良くして、迷惑を掛けないように心掛けたいものです。

 

まとめ

安全面においては常に抜かりなく考え行動する。

右も左も解らない場合はまず行動、とりあえず海に行く。

手漕ぎボート釣りの勉強は、貸しボート屋さんを利用したり、ベテランさんに教えを乞う。

マイボートを始める場合は師匠(仲間)を持つ。

地域の人と仲良くして迷惑を掛けない。

 

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おわり

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